親のいない子。親から虐待を受けている子。その二人が「親がいていいね。」「親がいなくていいね。」と喧嘩していたら、僕はどうするだろう。どっちが正しいだろうか。どっちが間違っているのだろうか。親のいない子からすれば親がいることは幸せで、虐待を…

花言葉余命三ヶ月の僕は恋をしていた。１僕は病院のベットの上で、余命を宣告された昨日のことを思い出していた。「僕は…僕はあとどれくらい生きられるのですか？」狭い会議室のようなところで、両親に挟まれて座っていた僕は、どこか暗い顔をした担当医に聞…

二月二日。火曜。ツインテールの日。はるしの誕生日。そしてTOEFL。今日の戦いは予定の2時間遅れで始まった。そう、寝坊だ。6時半にセットしたアラームは既に鳴り止み、8時半を示す時計を見た僕は体温を失った。ヤバイ、遅刻だ、TOEFL受けられない、再履だ。…